山の辺の道(南行き:天理~桜井)

2018年の猛暑が終りに近いと感じ、山辺の道を歩いてきました。

時は2018年の9月23日、快晴。

近鉄天理駅から桜井駅までの約16km。
寄り道を含め5時間の道行きでした。

万葉時代の人々も同じ道を歩いたそうな。

今回は奈良県観光課のこの地図を頼りに進むことにしました。

近鉄天理駅で下車。

JRと近鉄が真横に並んでます。
早速、地図を頼りに歩を進めます。

山の辺交番なんていうのがあります。

要所要所に標識があるので助かります。でも、完璧ではないので地図も必要です。

夏から秋にかけて、草花がきれいです。ちょうど彼岸花が最盛期でした。

まずは石上神社にお参り。
 

芭蕉の句碑もあります。

途中、天皇陵がいくつもあります。全部、宮内庁の管理で立ち入れません。

かつては広大な面積を誇った永久寺の跡。今はただのみかん畑です。
写真左のかつての地図を見ると、すごい広さです。

十市遠忠の歌碑。

蒼いみかんがすっぱそうです。

夜都伎神社へ到着。
奥は普通の神社です。
 

ところどこと、古い街並みが現れて風情を感じます。

西側が開けているところが多く、奈良盆地の町並みが見渡せます。
万葉時代はどんな眺めだったんだろう。

道半ば、柿本人麻呂の歌碑。

最古の神社(と言われている)、大和神社。

あと一息。

キバナコスモスがきれいです。標識とマッチしてます。

大神神社に到着です。昔は道はここまでだったのでは?

ここから桜井駅まで歩きます。
その途中で見つけた「喜多美術館」。
ちょっと入ってみましたが、なかなかの充実度です。
疲れてなかったら、ゆっくり見たいところです。

ようやく桜井駅に到着。

駅に近づくにつれ、道が広く、交通量も多くなり、一気に興醒めです。
ん~、もうちょっと考えたルート設定をお願いしたい。

今回の旅で感じたこと。
古の人は、交易や、東大寺、春日大社、大神神社など、街道の両端の目的地がはっきりしていたと思うのだけれど、今回は両端が近鉄の駅という、あまり風情のない道行きでした。
長距離あるいて「前々から来たかった○○にやっとたどり着いた」という感慨を設けたいところです。

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