フィット感が良いというのでTUSAパラゴンを購入して試してみました!
新品のマスクは劣化しないようにするため、レンズやゴムがシリコン皮膜で覆われています。そのため、新しいマスクを購入した際は、レンズの油膜を落とす必要があります。そうしないと水中で曇ってしまって使いものにならないからです。
歯ブラシなどでゴシゴシと新品マスクを磨いているガイドさんを時々見かけますが、あれは隅の方までは磨けませんし、時間がかかるだけ。新品マスクのレンズは必ず外してから磨きましょう。外したレンズはまな板などに乗せて、ダイヤモンドウロコ取りなどで磨けば瞬殺です。確実に隅々まで綺麗に油膜を取り除くことが可能です。
但しこのパラゴンのボディは三層構造になっていて、分解するが少し大変でした。ビスが使われているから六角レンチが必要になりますし、ビスを外したら隠れているツメを探して少しづつ解除していく必要があります。かなり高い精度で組み立てられているせいか、なかなか部品同士が離れません。壊さないようにツメを外して、やっとのことでバラすことが出来ましたが、内側にあるメタルパーツのバリで少し手を切ってしまいました。皆さんは気をつけてくださいね。
TUSAパラゴン。海に入るとすぐに容積が小さいことが分かります。マスククリアがとてもしやすいし、フィット感が良いせいで水の侵入もほとんどありません。トータルで非常に良いマスクだと思います。
マスクを新調したら海中が黄色く見えてしまうようになったので、クリアレンズに交換しました。レンズ単体で透かしてみるとこんなに黄色い。これでは景色が黄色く見えてしまうのも仕方ありません。レンズに色が付いていると海の色が正しく認識できないことがあるので、その日の海の状況に合わせて使い分けています。
UVとAR 加工したレンズを売りにしているパラゴンだからか、今回取り上げたクリアレンズはカタログに載っていませんでした。パラゴンでクリアレンズを使いたい方は、お近くのお店から取り寄せてもらってください。まなてぃダイブでの取扱いもありますので、こちらへ問い合わせていただいてもOKです。ちなみに一眼のパラゴンSには、クリアレンズの設定はないそうです。