とりあえず市販の入浴剤をウエットスーツに入れてみる
ウエットスーツの下に「バブ」とか「きき湯」とか「ファインヒート」などの炭酸系入浴剤を入れておくと、海中で熱を発して水中カイロになるというのは、冬のダイビングをするベテラン勢にはお馴染みである。
自分も真似をしていつもそうしていたのだが、ウエットスーツが安物の入浴剤の匂いに染まるので、これはなんとかならないものだろうかとずっと思っていた。自分好みの匂いの銘柄を探そうと「きき湯」と「ファインヒート」を全種類購入してみたりもしたが、ペットボトルに入れた白い粉末を使っている人が結構多いことに気が付いた。あれは噂に聞く「自作のやつ」だろう。
自家製バブを作ってみる
市販の入浴剤の代替品は「重曹2:クエン酸1」の割合で混ぜたものだ。早速、重曹とクエン酸をダイソーで買ってきて、2:1の割合になる様に重さを測りながらナルゲンボトルに入れ、少しのクナイプで香りを付けて良く振れば出来上がり。と思ったら、数時間後にはボトルの中の粉末がカチカチに固まっていた。蓋を開けると「ボムッ!」と炭酸みたいな膨れ上がった音までした。サラサラだった粉末は、完全に固まってしまっていた。
重曹とクエン酸を混ぜ合わせると化学反応で固まってしまうらしい。これを自家製バブとして使用するには、一度固まらせてから砕く必要がある。また化学反応の際にガスが出たり膨張したりするので絶対に密閉してはならない。実際にペットボトルで重曹とクエン酸を混ぜた人がいる。そのまま放置して出かけたらペットボトルが爆発して部屋が大惨事になったらしい。
混ぜると固まるのが分かったので、次からは大きなタッパーで混ぜ合わせる作業をすることにした。混ぜてから一晩放置すると固まるので、これを砕きます。一度固まって砕いたものは、もう二度と固まらないので、この状態にしてからボトルに詰めて携帯すればよい。
さて、実際に使ってみると見事にポカポカで、自家製バブ計画は大成功。入浴剤のキツイ匂いもしないし、訳の分からない材料も使っていないので安心して使えるところが良い。一晩干さなくてはならない手間があるけれど、たった数百円でかなりの量を生産できるのでコストパフォーマンスも良い。おススメ。
ホットジェラルドも超おススメ
クリスマスに貰ったホットジェラルド。
存在は知っていたけれど、そんなに暖かくはないだろうと軽く見てた。が、実際に使ってみたら超あったかい。サンタさんありがとう。
ハードとレギュラーがあるけれど、自分はレギュラーを使っている。ハードはメチャクチャ熱いので要注意。
自家製バブはこんな感じでナルゲンボトルに入れています。ホットジェラルドも色んな人が使っているので、船上で見分けが付くように、ネットに入れてカラビナを付けてどこかへ吊るして使っています。